完全無穴になった。直腸ガンによるストーマ手術(人工肛門)は想定外。人生初の入院生活と人工肛門(ストーマ)となって退院するまでのてんまつ記。

2012年10月19日 前立腺 MRI 検査

2012年10月19日 前立腺 MRI 検査

きょうは湘南鎌倉総合病院でのMRI検査日。
午後1時よりMRI検査と言うことで12時半に受付を済ませ
15分前に放射線科へ行き、同意書を提出し手続きを終える。

入院時に着ていた懐かしいブルーグリーンの淡い縞模様パジャマに着替える。
直腸ガンと宣告され、人工肛門手術、ストーマとなって退院してから約8ヶ月過ぎた。
久しぶりにこのパジャマのような浴衣のようなものを着ると
ストーマ手術や入院していた頃の事を思い出す。

廊下で待つ間もなく呼ばれ、点滴用の注射針を腕の静脈に付けられる。
渡された注意書きを読むと造影剤による副作用とか万一の危険性が書かれている
この腕から造影剤を注入するのだ、と思うとちょっぴり不安。

注射の準備が済み、ちょうど1時にMRI室で呼ばれる。
mri検査
映画やTVドラマでよく見かける、でっかいドーム型のMRI機械が横たわっていた。
固いプレスチックのようなものを並べたベッドの上に横たわり、
下腹部には水泳教室のビート板みたいなものを乗せられ固定。
右手にピンポン球のような丸いものを持たされ、
気分が悪くなったら強く握って下さい、といわれる。
試しに握ってみると「ピー」と音が出た。
さらに検査中は音がうるさいからと防音用のヘッドフォンをつけられる。

「それでは動きます、検査は20分程度です」の合図でベッドはドームの中へ。
お腹と両手が賀固定されたまま、丸い穴の中へ頭から少しずつ移動していく。
所定の位置まで動いて止まったようだ。
閉所恐怖症の気があるので、ちょっと息苦しい感じがしてきた。

カン!カン!カン!ビー!ビー!ビー!・・・
急に激しい音が出てびっくりする。続いていろんな音が反響する。
予測できない音が次から次とドームの中で鳴る。まるで鉄工所か工場のようだ。
「・・・・・・」

ふと、腕をとられ「造影剤を注入します」と言われ目が覚めた。
「・・・何分ぐらい経ったのでしょうか」
「20分位です」
「これから造影剤を注入してMRIを続けます。あと5分ぐらいで終わりますから」
どうやらドームの中で眠っていたようだ。



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昨夜、あまり寝てなかったためか、騒音を聞きながらウトウトとしていたらしい。
残り5分はドームの中を観察したり、ドームの上の天井を眺める余裕もあった。
「・・・終わりました」と言われ注射針が抜かれ、ベッドから起き上がった。
「着替えたら5番の会計窓口へ行って下さい。」こうしてMRIはあっけなく終了。
「この中で眠る人は珍しい」ともいわれた。

磁気共鳴というらしいが、こんなに音が大きいとは思わなかった。
でも寝ちゃったから音の種類は数えられなかった。
「画像はいつ出来るのですか?」
「画像はすぐ出来るのですが、11月2日に先生が説明することになっています」

そうか、外科外来では渡辺先生は毎週水曜日に診てくださったが
泌尿器科のムラタ先生は毎週金曜日に診断して下さるということだ。
11月2日は2週間後の金曜日にあたる。

ネット検索中、どこかにこう書いてあった。

''前立腺がんは比較的進行が遅く、おとなしいガンとされていますが、
進行すると周囲の骨盤や脊椎に転移しやすくなります。
前立腺がんは早期に発見できれば90%は治療可能なのですが、
早期発見が難しいことが死亡者数増加の原因になっています''、と。

PSA値では疑いがあるとしか分からないらしいが
前回、受診した時、食事・生活面で日頃気をつける事は何もないと言われている。
PSA値の目安はこうなっているらしい。

0〜4 ng/ml :正常値
4~10ng/ml :25~30%にがんが発見される(ボクのPSAは:7.999ng/ml だった)
10ng/ml〜  :50〜80%の確立でがんが発見される。
100ng/ml 〜 :前立腺がん可能性大、転移の可能性も。

PSA値データでは、ガンの確率は30%と言われているが、くじ運は悪い方だから大丈夫だろう
どういう結果が出るか分からないが老化現象でもあり、クヨクヨしても仕方ない。

先ずは、たいそう立派な機械で調べていただいたのだから、お任せして結果を待とう
この歳になると、2週間なんてあっという間にやってくる・・・。
結果が出たら、また様子を記すことにしよう。

本日のMRI撮影代金は2,870円なり。



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